さっきまで蒸し暑い曇り空が広がっていたのに、いつの間にか爽やかな風が吹き、すっきりとした青空が広がっています。汗をかきかき歩く公園へのいつもの道。今日も、子どもたちと一緒に、しりとりをしたり、追いかけっこをしたりしながらかけがえのない時間を過ごさせてもらいました。
こんな何気ない瞬間に、言葉にはできない幸福感がやってきます。本当にありがたいことです。
4月にスタートした私たちの学校も、今週が終わると夏休み。
この3ヶ月を振り返ると、一言では言い表せないたくさんの想いが、胸の中に浮かんできます。
その中でとても大きなものの一つが、周りの畑や田んぼの方々のさりげない優しさへの感謝の気持ちです。
今朝は、時々車を止めさせていただいているお隣りの田んぼの空き地の周辺の草を、そのまたお隣りの畑の方が刈ってくださっていました。マムシが出たりして子どもたちが危ない目に遭わないように、何も言わずに草刈りをしてくださっていたのでした。
遠くから会釈をすると、その方も少し頷いてあいさつをしてくださいました。
帰りがけには、お隣りの畑のMさんが、「おーい、ジャガイモや空芯菜があるから持ってって!」と声をかけてくださいました。
残念ながら、私達の畑は十分に手がかけられず、まだ野菜を計画的に収穫できるようにはなっていないのですが、Mさんは、いつもこうしてできた野菜を子どもたちに分けてくださるのです。
こんなふうに、周りの方々からのたくさんの優しさに囲まれて、私たちは子どもたちと過ごしてきました。そのおかげで、子どもたちは大きな怪我をすることもなく、事故にも遭うこともなく、夏休みを迎えることができるのです。
毎日元気にやってきてくれた子どもたち、そして、まったく何もないところに子どもたちを通わせるという決断をしてくださった親御さんたちにも、もちろん感謝です。
足りないところや直した方が良いところは、きっとたくさんあるでしょう。
親御さんとのコミュニケーションも、もっともっと必要だったと思います。
でも、未完成だからこそ、発展していけるのだと思います。
夏休み、少しゆっくりとこの一学期を振り返って、この学校が子どもたちにとっても、親御さんたちにとっても、そして周りの方々にとっても、もっともっと良い場所になれるように、アイディアを考え、少しずつ実行していこうと思います。
予想以上に涼しく過ごすことができた竹ドームも、この夏休みの間に完成させようと思っています。
子どもたちがまた9月に元気にやってきてたくさんの学びができるように、その姿を思い浮かべながら、私たちも少しリラックスしようと思います。
支えてくださったたくさんの皆様に感謝、感謝、感謝!
2024年7月10日
栄 大和
コメントをお書きください