羊毛を洗い、植物と太陽の光だけで染め、そこから糸を紡いでいく作業。
9月から始まった月1回のこの講座も、今日が最後でした。
作業をしながらお聞きする藤間さんの言葉の一つ一つに、自分がこれまでずっと考えていたこととのシンクロニシティを感じました。
ふわっとしていた羊の毛が寄り集まって1本の糸になる。
そこには、ものが集まり、方向性を与えられ、別のものになっていくというゼスチャーがある。
そのものがどんなふうになりたいのかをじっくり見つめ、その声を聴き、外側から少しだけ力を貸してあげる。それによって、内側にある力と共鳴し合い、ものはなりたい形に変容を遂げていく……。
私たちのやっている教育も、これと同じ。
子どもたちの内なる力を見つめ、そこにそっと寄り添うことで、一人ひとりの持つ素晴らしい個性が花開いていく……。
本質的なものを追求していけば、どんな道もどこかで一つにつながっていく。
そんなことを考えられた有意義な時間でした。
1月からは「編み物」編が始まります。
ご興味ある方は、ぜひご参加下さい。